ふれあい日記

《桑の碑を訪ねて》

 京都 最古の禅寺 建仁寺に行ってきました。
  ”喫茶養生記”を著し 桑茶を広めた 栄西禅師が開山(1202年、建仁2年) 開基は源頼家の
お寺です。 その境内の一角に ”桑の碑”があります。
説明書きに 病の相は 一に飲水病 二に中風 三に不食 四に瘡病 五に脚気 そしてこれらの諸病を治する妙薬は”桑”であり これを服すれば長寿無病を得られる。
 諸病を治するには 仏教に順じた生活をすることが肝要であるが 桑樹は妙薬であり 諸仏菩薩の樹であると 喫茶養生記の一文が書かれてあります。
三尊石と呼ばれる石塔があり 中央が栄西禅師 右は寄進をされた方々、左はこの碑をお守りなさる
僧侶の方々をあらわしているそうで 世界的に有名な 庭師 北山安夫氏が手がけたとのことです。
方丈(風神雷神図屏風のある建物)のなかで 農林水産省、経済産業省認定 国立京都工芸繊維大学が研究を進め 京都の地域資源 ”桑”を使った 金粉入り桑茶、桑ごま豆腐、桑粥などが売られています。  比叡山延暦寺で栄西禅師の ご木像 肖像画も拝観し 私は桑のちからを 栄西禅師からもいただき この桑茶の仕事により精を出そうと 改めて思いました。             合掌


桑の碑
桑の碑

三尊石
三尊石

説明
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